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天台宗延暦寺派の松林山大圓寺は、湯殿山の修験僧であった大海法師により、寛永元年(1624年)に開山され、徳川家康から「大圓寺」の商号を与えられました。この寺院に多くの行人(修行者)が住んでいたことから名前のついた、「行人坂」という急な坂の途中に位置しています。
明和9年(1772年)2月29日に、大圓寺本堂から放火により出火した火事で、江戸600余町が焼き尽くされました。これが江戸三大大火の一つである「明和の大火」
(行人坂の大火)といわれるもので、以後嘉永元年(1848年)まで再建が禁じられていました。大火の犠牲者の霊を供養するために、境内には五百羅漢像が安置されています。
佐藤秀は、こちらの客殿・庫裡を設計・施工させて頂きました。 |