成田山新勝寺は、「成田のお不動さま」として年間約1000万人以上の参拝者が訪れる真言宗智山派の大本山です。
この薬師堂は、明暦元年(1655年)に本堂として現在の大本堂のある場所に建立され、安政二年(1855年)に現在の場所に移築されました。成田山に現存する最古の御堂で、成田市の有形文化財に指定されています。
今回、建物の向きを変える曳き家、構造補強、傷んだ部材の交換など、全面的な修復工事を行い、歴史ある建物に新たな命を吹き込みました。
また、当社の設計施工により、敷地内に手水屋を新築し、文化財を火災から守るために延焼防止スクリーンのある壁を新設しました。 |