保存・復元工事事例紹介

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安養寺 山門 保存・復元工事


保存復元工事後全景
保存復元工事後全景
  安養寺は貞観元年(859年)に慈覚大師により開山されました。この山門は天保四年(1833年)に再建されたもので、いわゆる安政の大地震後の後1858年に改修され、その後今回の保存・復元工事(1989年)に至っています。
様式は高麗門様式(2本の主柱の上に切妻屋根をのせ、門扉を開いた時に門扉に雨が当たらないように控柱にも小屋根をのせたもの)で、城郭の門によく見られるように堂々とした姿をしています。


この工事のポイント

  この山門は150年以上前に建立され、移築を経ていたため各部の寸法が狂っていました。そこで、この「保存・復元工事」は当時の山門の様式を研究するところから始まりました。そして、最初に建立された姿を再現することをポイントとしました。
   
 

工事概要

・施工範囲は門と付属する塀
・まず曳家を行い、10m程度移動させ、基礎を作り直した

・基壇や礎石も作り直した
・扉・柱・桁・破風板・懸魚を残しその他は作り直した
・扉はゆがみを取り、締め直しを行った
・柱は腐っていた部分を切断し、根継ぎを行った
・金物類(閂、乳頭金物、梁小口)も作り直した


山門外観
山門外観

参道側
参道側
境内側
境内側
扉が小屋根の下に収納されている
扉が小屋根の下に収納されている
扉はゆがみを取り締めなおした
扉はゆがみを取り締めなおした
柱は根継ぎを行った
柱は根継ぎを行った
作り直された屋根(1)
作り直された屋根(1)
作り直された屋根(2)
作り直された屋根(2)
懸魚と破風板は当時のまま
懸魚と破風板は当時のまま
塀も作り直された
塀も作り直された

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