厳浄院 山門 正面開戸状況
正面開戸状況


正面閉戸状況
  境内から見た傍軒および控柱
正面閉戸状況   境内から見た傍軒および控柱

裏面見下ろし
  腐朽した足元部を根継ぎした親柱
裏面見下ろし   腐朽した足元部を根継ぎした親柱
 
写真撮影 :都市建築写真事務所、株式会社佐藤秀


厳浄院 山門[浄土宗]
工事内容 山門 移築保存復元
所在地 東京都文京区
発注者 宗教法人 厳浄院
用途 宗教施設/寺院
構造 木造
階数 地上1階
竣工 2010年
リンク 浄土宗 厳浄院(公式サイト) 新規ウィンドウで開く
ウィキペディア - 厳浄院 新規ウィンドウで開く
コメント この門は、1625年(寛永2年)に寛永寺が本坊を建立した際、庫裡の門として建てられたものです(現在、東京国立博物館がある場所)。
その後、台東区下谷にあった盛雲寺に山門として移築されましたが、1910年(明治43年)、区画整理に伴い、伽藍共々現在の西巣鴨の地へ移築されたことで、戦災を免れました。
2006年(平成18年)に、盛雲寺伽藍建替に伴い、厳浄院へ移築されることになり、当社が移築・保存修復工事を担当させていただきました。工事のおもな内容は、腐朽した親柱の足元部の根継ぎ、控柱の新規交換、屋根下地の葺き替え、中央建具四方框材の交換などで、特に欄間は炭化が進んでいたため、意匠を忠実に写し取って新たに製作しました。。


 

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